船の端の方まで歩いてきただろうか。

ヨハレンに続いて、機材置き場のような殺風景な部屋に入った。

カナン「…んん゙っ」

部屋に入った瞬間、後ろから何者かに羽交い締めにされ、ロープようなもので首を締め上げられた!

いったい誰が?どこにいたのだ。

カナンは踵で後ろにいる相手の足をガンガンと蹴ったが、すぐに意識が朦朧となり抵抗できなくなってしまった。

うっすらと、ヨハレンがこちらを振り返るのが見える。驚いた様子で背後いる人物に何かを言っているようだが、理解することはできなかった。