ムート「あんたたち、やめてくれ!
人種が違うか何か知らないが、今は船内で揉めてる場合じゃないだろ!」
ムートは、強引に男を引き剥がした。
男は抵抗しようとしたが、ムートにぐいっと手首を掴まれて振りほどく事ができない。
男「言っておくが、そんなことをしても意味ないぜ。
俺達だけじゃない、40人以上がコリーネの奴らは捕獲して尋問する方向で動いてる。お前たちコリーネの味方をしていると、そのうち痛い目を見るぞ。」
ムート「大したことないさ。
しかし、カナンさん勇気あるね。かっこよかったぜ!」
コリーネの女性たちも、お礼を言って去って行った。
彼女たちは2階層の区画にまとめて客室があるので、そこから極力でないようにしているのだが、日用品を買いに売店に行こうとしたところを襲われたらしい。
おそらく、1階層ではあちこちでこんな事が起きているのだろう。