ユヌン「はぁ、はぁ…。」
硝煙の匂いが立ち込める。
しかしなんと、ヨハレンはもう一度むくっと起き上がるとユヌンに向かって突進してきた。
ユヌンは銃に次の薬莢を詰めようとしたが、間に合わずにヨハレンとぶつかり、後ろの壁まで吹き飛ばされた。
この男性の体型から考えると、信じられない力だ。
ヨハレンは倒れ込んだユヌンの腹を思い切り蹴り上げると、ゴロゴロと転がって動かなくなった。
さらにユヌンに近づくヨハレンを止めようと、シラートが後ろから組み付いたがびくともしない。
ワシリ「そんな風に言ったら可哀そうじゃないか。
言っただろう、彼は小心者なんだ。」
いつの間にかカナンの背後に回っていたワシリに、ロープのようなもので首を絞め上げられて引き倒された。
カナンは肘で後ろにいる相手の脇腹をガンガンと打ったが、すぐに意識が朦朧となり抵抗できなくなってしまった。
狭まる視界に、無惨に床に叩きつけられるシラートが見える。