レンは、透明な瓶に入ったものすごい刺激臭のする薬品を手に取った。

ジェイは一歩引いて身構えた。

おそらく強力な酸なのだろう。投げつけられるかと警戒しているようだ。

レンは牽制しながら、トーテルを抱えて入口の方ににじり寄っていく。

ジェイ「キャッキャッ!
生意気なガキだ。」

ジェイはそういうと、スタスタとこっちに歩いてきた。

レン「来るな!投げつけるぞ!」

ジェイは気にせずに詰め寄ってくる。

レンは顔面めがけて瓶を投げつけた。

瓶は額に当たって砕け散り、ジェイは中の液体を頭から被った。

ジェイ「ギャアぁぁぁっ!!」

ジェイは悲鳴を上げながらもよたよたと歩いてきて、レンの肩をガシッと掴んだ。

ジェイ「くそぅ、片目が潰れちまったじゃねえか。」

そう言うと、手に持っていたメスでレンの首筋をかき切った。