レンは、透明な瓶に入ったものすごい刺激臭のする薬品を手に取った。
ジェイは一歩引いて身構えた。
おそらく強力な酸なのだろう。投げつけられるかと警戒しているようだ。
レンは牽制しながら、トーテルを抱えて入口の方ににじり寄っていく。
ジェイはそういうと、スタスタとこっちに歩いてきた。
ジェイは気にせずに詰め寄ってくる。
レンは顔面めがけて瓶を投げつけた。
瓶は額に当たって砕け散り、ジェイは中の液体を頭から被った。
ジェイは悲鳴を上げながらもよたよたと歩いてきて、レンの肩をガシッと掴んだ。
そう言うと、手に持っていたメスでレンの首筋をかき切った。