小綺麗なカフェは照明こそ付いているが、まだ営業していないようだった。

カナン「わー、おしゃれなカフェ!後で来よう。」

シーナ「飲食もタダだもんね。」

このクルージングでは1日2食が付いてくるとともに、軽食などのいくつかのお店が無料で利用できるようになっていた。

なんと言う太っ腹なことだろう。お金というものは、ある所にはあるもんだなとつくづくカナンは思った。

シーナは甘いものが大好きなのだ。どうせこのカフェには付き合わされて来ることになるだろう。