2人は島に降りると森に分け入っていった。

海岸線など見晴らしの良いところを歩くのは、なんとなく危なそうな気がしたからだ。

船から見た限り、島は半日アレば回れそうな大きさだった。木の陰を選んで中央の方に進んでいく。

不意に、茂みの中から男の声がした。

??「声を出さないでくれ、怪しいものじゃない」

カナン「誰!?」

??「船から来たことは見ていた。
この島にはある組織の者たちが潜伏している。闇雲に進んでも捕らえられるだけだ。
とりあえずこっちへ一緒に来い。」

カナン「(組織のことを知っている?一体誰なんだろう。)」

怪しいのは承知だが、確かに適当に歩くのも危なそうだ。一旦この男に着いていくことにした。