船のある浜辺

浜辺に着くと、やはり組織の構成員と思われる男が3人いた。

ユヌン「あの男を捕まえたおかげで、他の構成員は合流してないようだな。」

浜辺に出れば身を隠せるところはない。ユヌンとシラートは森から出て姿を見せ、男たちに向かって歩いていった。

男たちは2人を見つけて相対した。

カナンは少し離れた茂みにしゃがみ込んで隠れていた。ここに来るまでに、そのように決めたいたのだ。

細身の男「おい、止まれ。」

小柄な男「やっぱりもう船から降りていたやつがいたか。」

ユヌン「なんだ、君たちは。
俺達は船に戻りたいだけだ。通してくれ。」

小柄な男「こいつ、銃を持ってるぜ。」

細身の男「だめだ。船からは出入りさせないことになってる。」

シラート「僕達は偶然この島に流れ着いて困っているんです。
なぜそんな意地の悪いことを。」

細身の男「お前たちに話すことはない。
捕まえろ。」

2人の男はそれぞれ短いナイフを抜いてユヌンたちに向かってきた。

シラート「ひぇぇっ!」

ユヌン「…しょうがない。」

ユヌンは猟銃を構えた。

男2人は立ち止まり、数歩後退する。

ユヌン「もう一度言う。通してくれ。」

すると、細身の男が懐から拳銃を取り出してユヌンに向けた。そのまま大柄な男の後ろに回り込んで半身を隠す。

シラート「ひぇぇっ!」

ユヌン「くそっ、銃を持っているやつがいたのか。」

細身の男「お互い当たる距離じゃないなぁ。」

細身の男は大柄な男に隠れたまま、距離を詰めてきた。

シラート「ぎゃっ!」

その隙に、小柄な男が素早くシラートを組み敷いて、首筋にナイフを当てた。

カナン「(まずい、捕まっちゃった!)」