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カナン「ありがとうございます。私の友達も朝起きたらいなくなっていて…」

ゴートン「そうでしたか…。
実はこの窓口以外にも、同じような相談が直接船員のところ何件かあるんだ。」

カナン「それって、私たちと同じように同乗者がいなくなったって言うことですか?」

ゴートン「今わかってるだけで4人。昨晩から今朝にかけて行方がわからなくなっている。」

4人?とても偶然とは思えない。

青ざめるカナンを見て、ゴートンは続けた。

ゴートン「乗組員が船内を捜索しているのだが、航行にあたり手が空いているものが少ない。
我々も効率よく動きたいので情報がほしい。ご友人がいなくなった経緯を伺っても?」

カナンは、昨晩から今朝のことを話した。

ゴートン「ご協力感謝します。
…今のところ手がかりはないが、行方不明者は必ず見つけ出してみせる。あなたは部屋に戻ってください。」

頼もしそうなことを言ってくれるが、本当に大丈夫なのだろうか。

一人で船旅を楽しんだり、部屋でじっとしているなんてできるはずがない。