メインホール

ハクトウ「皆さん、お集まりいただきありがとうございます!
この船旅は、この国の復興において重要な意味を持つイベントです。」

ホール中央の台に立った男が話し始めた。

この船旅の主催者であるザイハラ家の当主ハクトウという男らしい。

ホールに乗客全員は入り切らないので、何度か繰り返して同じことを喋っているようだ。

ただでさえ人混みの匂いでうんざりなのに…。

興味が持てなくて俯いていると、シェーンおじさんに肩を叩かれた。

シェーン「どうしたレン、気分が悪いか?」

レン「…うん、ちょっと。
離れたところにいていい?」

シェーン「一緒に部屋に戻るから、このホールの近くにいろよ。」

レンはコクリと頷くと、ホールから出ていった。