レン「…すごいな、こんなに持ってるのか。」
トーテルのディノゾーラコレクションはかなりのものだった。
樹脂などで作られたミニチュアから映画のポスターまで、かなり網羅していた。
ハクトウ「よく来てくた。息子と仲良くしてやってくれ。」
レンはコクリと頭を下げた。
トーテルの母「トーテル、この子とは仲良くしちゃだめよ。
あなた、もう出ていってちょうだい。」
レンはすっと立ち上がって部屋を出た。
コリーネ差別派の人なのだろう。顔立ちと、一族の伝統である服の塗料の色で分かる人には分かるのだ。
レン「いや、僕達を嫌ってる人は多いんだ。慣れてるよ。」
トーテル「そうなのか。まあいいや、じゃあ船を探検しようぜ。」